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【覆面調査】向いているのはこんな人【体験談あり】

覆面調査、面白そう。やってみたいけど難しいのかな?どんな人が向いているんだろう。

覆面調査(ミステリーショッピング)をやってみたいけれど、自分にできるかどうか不安に思っている方が多くいらっしゃると思います。

私自身の覆面調査歴は3年ほどで、これを書いている時点で4年目に突入しました。平均すると、月に1~2回ほど活動しています。

とてもやりがいのあるお仕事だと感じていますので、私の経験から、「どんな人が覆面調査に向いているのか?」について書いてみます。

ご興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

覆面調査に向いている人

結論から言うと、「こういう人が向いている!」「こんな人にぜひやってもらいたい!」と思うのは、

  • 記憶力が良い人
  • スタッフさんの良い部分を探せる人

この2つです。順番に解説していきます。

1 記憶力が良い人

覆面調査に向いているのは、第一に、「記憶力が良い人」です。なぜ「記憶力が良い人」が適しているかと言えば、覆面調査では、チェック項目がたくさんあるからです!

私がこれまでに行ってきた調査では、案件によって少ないと50項目ぐらい。多いと100項目以上!平均すると80~90くらいです。これらのチェック項目を、調査を行う前に「頭に入れておく」必要があります。頭に入れつつ、お客さんとして、自然にふるまわなくてはならないのです。例えば、飲食店の調査では、

  • スタッフさんに〇〇について質問する

といった指定行動があります。その際、スタッフさんが何と答えたかを記憶してレポートに記入しなくてはなりません。また、

  • トイレに行き、清掃状況を確認する

という指定行動もあります。きちんと目で見て確認し、状況をレポートに書かなくてはなりません。指定行動を忘れた場合、レポートに書けないのはもちろんのこと、調査そのものが無効になってしまいます。また、ウソを記入したとしても、それがばれてしまうと無効になってしまいます。

私自身の失敗談です。あるファミリーレストランの調査を行った時のこと。チェック項目にあった「BGMの音量は適切か」という設問を、すっかり忘れてしまったことがありました。事前に頭に入れていたのですが、緊張していたせいか、BGMがあったかどうかすら、帰宅後レポートを書こうとした時、まったく覚えていなかったのです。

同伴者として家族が一緒に行っていたので聞いてみると、「BGMがあった」「音量はちょうど良かった」との証言を得ることができ、事なきを得ました。(本来は自分でしっかりとチェックしなくてはなりません)

このように、チェック項目や指定行動をしっかりと「頭に入れ」、本番では「自然にふるまいつつ」、漏れがないようしっかりとチェックし、詳細を記憶してレポートを作成する必要があるのです!

記憶力が良い人というのは、それだけでこの仕事に向いていると言えると思います。

2 スタッフさんの良い部分を探せる人

2番目は、「スタッフさんの良い部分を探せる人」です。調査項目では「できたか、できないか」を見るのはもちろん、場面場面で「スタッフさんの対応はどうだったか」「スタッフさんの対応を受けて、どう感じたか」など、細かくコメントを書かなくてはなりません。

私自身も最初そうだったのですが、ともすれば「〇〇ができてなかった」「〇〇と〇〇も、できてなかった」と、できていなかった事ばかりが強く記憶に残ってしまい、レポート自体が「ダメ出し」になってしまうことがあります。

もし私がアルバイト店員で、そういった「ダメ出しのレポート」を読んだら…(アルバイトの人も読む可能性があると思います)さらに、上司から叱責されたとしたら…ショックを受け、一気にやる気を失うと思いましたし、場合によっては、アルバイトを辞めてしまうかもしれません。

そうではなく、「スタッフさんを応援したい」という気持ちで、できるだけ「広い心で」レポートを書くようにしています。できていなかった部分については、全部を書くのではなく、

・どうしても気になった部分

・これだけは伝えたい!という部分

のみに絞り、必ず「良かった部分」も合わせて書くようにしています。そういう意味では、日頃から他人の良い部分を探せる人、が向いていると思います。

向いてない…? 大丈夫です。対処法あり

ここまでを読んで「自分には向いてない…」とガッカリした方もいらっしゃるでしょう。何を隠そう、私自身、記憶力はそれほど良くはありません。

記憶力が弱い人のための対策法

苦手な記憶力に関しては、私は以下のような対策を取っています。

  • スマホのメモ帳に「忘れそうな箇所」を書いておき、こっそり見る

先程、私の失敗談を書きましたが、それ以降、どうしても忘れそうな箇所がある場合、スマホのメモ帳に書いて、途中でこっそり見るようにしています。今の時代、スマホを見るのは当たり前の行為で、なんら怪しいことはありません。

ただし、スタッフさんには内容が見えないようにしましょう。そういう意味では、レポート自体をスマホで見ることは、あまりおすすめしません。

スタッフさんの悪い部分ばかり気になる人の対策法

私も最初のころは、スタッフさんの悪いところばかりが目について、良かった部分が思い出せない…ということがありました。自分のそういった傾向に気づいてからは、例えば、

  • 声が小さい → 声は小さいが、聞き取れる。なにより丁寧な対応だった
  • 笑顔がない → 笑顔はなかったが、真剣に取り組んでいた姿勢がよかった
  • 呼んでもすぐに来なかった → すぐには来なかったが「お待たせして申し訳ありません」と丁寧な一言があり、その後もきちんと対応してもらえた

といったように、良い部分にスポットを当てるようにします。その上で、「これだけはどうしても伝えたい」ということを1~2つに絞ります。覆面調査は、ダメ出しをするものではありません。あくまで「スタッフさんを応援する」というものであることを頭に置いてください。

まとめ:覆面調査をやってみよう

いかがだったでしょうか。

私自身の経験から、覆面調査(ミステリーショッピング)に向いている人は、

  • 記憶力が良い人
  • スタッフさんの良い部分を探せる人

この2つでした。

「自分は向いてない…」と感じても、対処法はあります。

  • スマホのメモ帳などに、「忘れそうな箇所を書いておき、こっそり見る」
  • スタッフさんのダメ出しばかりをしない。悪い部分は、見方を変えると「良い部分」であることも多い

ぜひ皆様も、楽しんで覆面調査を行ってくださいね。

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